十五夜
2025-10-06どうも(*‘ω‘ *) 姫路市にある音楽教室ミュージックスクールドリームにて、声優講師をさせていただいている八本信平(やもとしんぺい)です。
時期的にも〚 秋 〛、秋といえば『 読書の秋 』♪そう!今日は、十五夜(月)をテーマにしたお話を何話かご紹介したいと思います♪
村山籌子『十五夜のお月様』
- ジャンル: 童話
- 特徴: 十五夜の晩、森の小人がお月様に会いに行き、街の灯や人々の暮らし、そして一人の可愛らしい女の子と出会うという、ファンタジー色の強い優しい物語です。
- おすすめポイント: 叙情的で詩的な表現が多く、純粋にお月見の美しさや温かい交流が描かれています。短く読みやすいので、十五夜の夜に読むのにぴったりです。
2. 野口雨情『十五夜お月さん』
- ジャンル: 詩、童謡
- 特徴: 「シャボン玉」「赤い靴」などの童謡で知られる野口雨情の作品です。具体的な物語というよりは、十五夜の情景や情緒を歌い上げた詩です。
- おすすめポイント: 昔ながらの言葉で綴られた、日本の伝統的なお月見の雰囲気を感じることができます。短く、声に出して読んでも心地よい作品です。
岡本綺堂『月の夜がたり』
- ジャンル: 怪談、短編
- 特徴: 複数の短い物語が収録された中の**「第二は十五夜」**という章に、十五夜に関する不思議な話が収められています。月が明るい十五夜の晩に限って、ある家の二階の梯子の下に人の姿がぼんやりと現れるという、幽玄で少し怖いエピソードです。
- おすすめポイント: 十五夜をただ美しいだけでなく、怪しい、神秘的なものとして捉えた江戸情緒あふれる短編を読みたい方におすすめです。
関連作品(「月」がテーマ)
「十五夜」というキーワードではありませんが、他にも月が重要な役割を果たすおすすめの作品がありますよ(*‘ω‘ *)
- 樋口一葉『十三夜』:十五夜の前の晩の月(十三夜)を舞台にした、女性の悲しい境遇を描いた名作短編小説です。
- 小川未明『月夜と眼鏡』:月の光の下、眼鏡を売って歩く不思議な男と、おばあさんの交流を描いた幻想的な童話です。
季節の情緒を深く感じられる作品は他にもたくさんありますので
読書の秋、ぜひ素敵な時間をお過ごしください♬