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姫路の音楽教室
Music School Dream

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「センスは有る、無いじゃない」

いやぁ、ようやく涼しくなってきましたねぇ♬

あ、どうも!MSDの声優・ナレーター講座を担当させていただいている八本信平〚やもとしんぺい〛です。
タイトルにも書いてある事が今回のテーマなんですけど。

みなさんは【 センス 】って何だと思いますか?
よく、「お前、センス無いよな」とか「センスが無いからオレ、無理だよ・・・」とかって使ってますけど、生まれ持った才能直感に皆さんも捉えてませんか??

本当の【 センス 】とは、むしろ後天的に獲得できる能力を指します。
ここでいう【 センス 】意味するところは、主に以下の2点に集約されます。

1. センスは「知識」の集積

デザインやビジネスなど、あらゆる分野で「センスが良い」と評価される行動は、数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化する能力と言い換えられるのですが。
これは、生まれつきの感覚ではなく、「良いもの」と「悪いもの」、「普通のもの」の大量のインプット(知識)を積み重ねた結果、最適な「基準(ものさし)」を瞬時に導き出せるようになった状態をいいますよ♫

  • センスがない判断基準となる知識や経験が不足している状態
  • センスがある膨大な知識と経験を高速で処理し、最適な解を導くことができる状態

2. センスは「努力の方向性」の結果

「センスがある人」は、「どこに力を注ぐべきか(頑張りどころ)」が感覚的にわかっている人だとも言えるんです。これは、闇雲な努力ではなく、効率の良い努力方向性を導き出す能力ですよ。
この「頑張りどころ」を知る力も、過去の経験や失敗、そして分析によって後天的に養うことができるものです。つまり、伸びしろしかないですよね( *´艸`)


つまり、「センス」とは、生まれ持った性質というより、経験、知識、論理、そして最適化の訓練結果として現れるスキルなんです。
だからこそ、「有るか、無いか」という二元論ではなく、「磨くか、磨かないか」「知識を集めるか、集めないか」という行動の選択が問われるのだ、という真意を僕は声優・ナレーターの生徒の皆さんにレッスンの中でお伝えをしています(*‘ω‘ *)

そこにチャンスや学べる場所があって、環境があるのであれば
あとは”行動する”か”行動しない”の選択肢しかないですよね☆彡

あるのは、「磨くための行動をするか否か」という意志の選択だけです。

「頑張りどころ」を知る力は、時間と労力を無限に使えないプロの世界では決定的に重要です。
良し悪しの基準(ものさし)は、多くの作品を鑑賞し、多くの現場を経験し、多くの指導を受けてインプットしなければ身につきません。その膨大な知識が、瞬時の「最適化する能力」、つまりセンスとしてアウトプットされるんですよ~♫

声の仕事において、「センスが良い」とは、単に声が良いことではありません。
必要なのは「このセリフの最適解は何か」を瞬時に見抜く能力です。

僕等が使っている言葉【国語】は伝え方【語彙力】を知っていないと、理解【読解力】が出来ないんです。

最適解の導き出し方の根幹にあるのが、まさに国語力語彙力だといえます。

1. 語彙力・国語力は「情報処理能力」

声優やナレーターがセリフを読むとき、そのセリフは単なる音の羅列ではありません。
それは、作家や脚本家が緻密に選んだ言葉で構築される。

  • 語彙力(言葉の知識):セリフに使われている一つ一つの言葉が持つ意味の広さ、深さ、ニュアンスを瞬時に把握する能力。
  • 国語力・読解力(言葉の理解):単語だけでなく、文脈、行間、話し手の意図、感情の機微を論理的に解析する能力。

この「情報処理」ができなければ、「このセリフの最適解は何か」という問いに対する「入力情報」中途半端になってしまい、結果として的外れな「最適解」を出すことになります。

2. 伝える技術は「知識の適用」

「知識を知っていても、汎用性と特性を知って尚、ここに応じた適切なアドバイスの仕方を知らないと意味がない」のですが、これは声の仕事にもそのまま当める事が出来る。

段階声の仕事における要素
知識セリフに書かれた言葉(国語)
汎用性・特性の理解言葉のニュアンス、文脈(読解力)
適切なアドバイス(表現)最適な声のトーン、間、感情(演技・伝達)

どれほど声のテクニックがあっても、「言葉」が何を意味し、どういう意図で使われているかを深く理解していなければ、技術は活かされないわけです。

声優・ナレーターにとっての大切な事とは、表現の技術の前に、まず言葉の真意を掴むための土台、すなわち高い国語力と読解力があってこそ成立するものです。

昨今だと、そういう事を除外視して知識だけが先行して伝えられ教えられているんです。
でも、もしそういった事も含めて知識を余す事なく学べる場所があるとしたら、どうですか?
しかも、兵庫県に!

そして、現場での経験や、成長状況によっては案件の紹介やワークショップでのスキル向上等
チャンスもあります☆彡

MSDでは体験レッスンも行っておりますので、気になった方はお気軽にお問合せください♪