なぜ、僕は“先生”と呼ばれるようになったのか。
2025-04-26 こんにちは!
姫路の音楽教室 Music School Dream のボイストレーナー渡瀬翔です。
僕が「先生」と呼ばれるようになって、もう10年になるでしょうか。
正直なところ、自分でもまだ少し照れくさい。
そもそも、教えるために音楽を始めたわけじゃなかったんです。
僕はただ「音」というものに惹かれて、自分の音を使って何かを届けたいと思っただけでした。
初めてステージに立った日、緊張で膝が震えて、うまく演奏できなかった。
それでも誰かが拍手をくれて、「よかったよ」と言ってくれた人がいたんです。
あの一言が、僕の人生を変えてくれました。
音楽ってすごいなと感じました。
拙い音でも、誰かの心に響くんだって。
音楽の世界は、うまい人がごまんといます。
才能がある人も、努力している人もたくさんいる。
だから僕なんかが“教える”立場に立っていいのか、最初はすごく悩みました。
でも、ひとりの生徒さんが僕にこう言ったんです。
「先生のレッスンで、人生が楽しくなりました」
その言葉で気付きました。
僕は“すごい先生”じゃなくていい。
“そばで一緒に進む人”でいいんだ、と。
Music School Dreamには、いろんな立場、年代の方が通われています。
そしてそれぞれが、自分だけの“想い”を胸に秘めている。
「もっと歌がうまくなりたい」
「本当は昔、歌手を目指してた」
「カラオケで自信を持ちたい」
「声がコンプレックスだけど、変わりたい」
どんな理由でもいいんです。
ここに来てくれた時点で、その人はもう“音楽の勝利者”です。
だから僕は、ここに立ち続ける
音程が合うようになることも大事。
声量が出るようになることも大事。
でも、それ以上に僕が大切にしているのは、
「その人が、自分の声を好きになっていく過程」です。
その過程に、寄り添える存在でいたい。
だから今日も、「先生」と呼ばれることを誇りに思ってここにいます。
あなたにも、まだ出会っていない“自分の声”があります。
その声に、いつか出会ってみませんか?
その第一歩を、一緒に見つけていけたらうれしいです。
Music School Dreamで、お待ちしています。
ボイストレーナー 渡瀬 翔